寝付きが悪いのは他にもある

こんな側面も

自分に適した枕をテーマにしてきたが、色々と考察も加えながら進めてきた。正直まさか筆者もここまで色々な話につながるとは予想していなかった。単純に不眠が解消されるためにはといった、軽い気持ちで考えていた枕選びも、中には脳の病気が発症している可能性もあるというのだからそれはそれでまた戦慄してしまう。枕が合っていないための筋肉疲労により、不眠や頭痛、そして肩こりなどの症状で苦しんでいる人にとって、枕を根本的に変えれば問題から逸脱できるというのであれば多額の投資をしても厭わないはず。

但し、難しく考えすぎるのも良くはない。そもそも枕を変える以前に改めなければならない点も少なからず存在する、それは睡眠前の行動によっては寝付きが悪くなってしまうといわれているからだ。これは昨今のメディアでも題材として取り上げられているため知っている、という人もいるだろう。知らずして枕を変えても治らない、また病院に行っても原因が分からない、まさか精神的に追い詰められた状態なのかと考える以前に、不眠から来る様々な症状の原因が普段、睡眠前に何をしているかが鍵となる場合もある。

今でこそ知られているが、中にはいまだに知らない人もいると思うので最後に改めて考察を加えつつ話をしていこう。

そもそも寝る前にNGな行動

寝る前、特に1時間前ともなれると安静にして寝る準備を整えなければならない。この時間はテレビやパソコンといった電子機器を使用せず、体がもう寝るということを信号で全器官へと発信するための時間が必ず必要になる。この時間、実はとても長くて退屈に感じられてしまう。スマホを持っているとどうしても片手間に弄りたくなってしまうため、なるべくなら寝る20分前には操作を止めておくといいと専門家も話している。

またこうした点も含めてそもそもこんなことをしたら逆効果になってしまう行動がある。具体的にどんなことをするのがダメなのか、少し見ていこう。

運動全般、但し軽いストレッチやヨガはOK

寝る前にしてはいけない行動の代表として、運動がある。ジョギングなどの有酸素運動はもちろん、この行動の中には寝る直前にしている人も多い筋トレなども該当する。但し例外として簡単なストレッチやヨガについてはむしろすることで熟睡することができるとも言われているため、程度によってはしてもいい運動となっている。

そもそも激しい運動をしている時間に、極端な眠気に襲われる人というのはそうそういないだろう。これは体温が急激に上昇しており、体内としても覚醒状態となっているため寝付く準備を阻害しているのだ。そのため夜に運動をするとなったら、最低『21時まで』にした方がいいと言われている。筋トレを普段から行っている人には残念な情報かも知れないが、眠るためには少し早い時間に行うようにするだけで、その日の睡眠がまた違ってくる。

熱すぎるお風呂に入る

次にNGとなっているのは、湯船の温度が極端に高過ぎることも一例としてあげられる。先に紹介した温めのお湯に浸かるとゆっくり眠れると話したのは、冬の時期になるとどうしてもお風呂の水温を極端に上げて、温まろうとする人が多いからこその解決案になる。またぬるま湯には体をリラックスさせる効果を最大限発揮するだけの力があり、その恩恵を引き出すためにも湯船の温度には気を使いたい点となっている。

冬場はぬるま湯では辛すぎるという人もいると思うが、ほんの少しぬるくするだけで快眠できるので一度試してみるといいだろう。

アルコールの摂取

寝るときには寝酒が一番効く、というのを聞いて実践している人もいる。もちろん睡眠効果を持っているため効果的ではあるが、この時どれくらいのお酒を摂取するかが重要だ。単純に言えば寝酒と言ってもコップ一杯で抑えられるかだろう。一度の飲酒にボトル一本開封してしまう人には物足りないだろうが、晩酌ではなく就寝前だというのを忘れないようにしていただきたい。あくまで寝るための手段として用いているだけなので、この時のお酒は睡眠薬みたいな扱いで過剰摂取しないように気を配りたい。

また寝酒は周期的に行うのではなく、月に換算しても数度以下に回数を減らして飲酒するように。そうしないと逆に眠れなくなってしまう副作用が出てしまうので、お酒の力に頼るのも程々にしなければならない。

色々と直さないといけない部分がある

寝るときにスマホ、しかも電気を消した後に寝られなくて布団の中でスマホをいじってしまう人もいるはず。筆者もその一人だが、寝られなくなることを百も承知でしているので仕方ないと自己責任で決め込んでいる。寝られないと嘆く原因には枕の高さという問題もあるが、そもそもの寝る前に自分がしている生活習慣を分析するだけで問題は誰しも噴出するに違いない。あれはダメ、これはダメ、こうしたらいいと色々と指摘しなければいけない部分が出てしまうので、これ以上は控える。ただ枕だけが不眠を招く因子をもたらしているとは一概にいえないという点を考慮しよう。

枕の高さもそうだが、まず不眠やそれを原因とする肩こりなどの体の不調を改善するためにもまずはライフスタイルの見直しから取り掛かる必要がある、ということなのかもしれない。

自分にあった枕を見つけて、快眠しよう!